自分の性格を知るのは難しい

自分という人間をより深く知りたい、あるいは自分の性格を知りたいとは多くの人が思っていると思いますが、残念ながら自分の性格を知るのは簡単ではありません。そもそも性格とは、あなたの中の好き嫌いなどの価値観が意識的にせよ無意識的にせよ行動や態度として表へ出ているものです。そして意識的に表に出せている部分は自分の性格として把握しやすいのですが、無意識的に出してしまっている部分については自分では把握しきれません。そうした自分でも気づけていなかった部分を含めて自分の性格を把握するにはそれなりの努力が必要です。

自分にいくつか質問をしてみる

自分の性格を知るためには、まず自分自身に対していくつかの質問をしてみましょう。例えばあなたは周囲に人が多い方が元気になるタイプでしょうか、それとも人が少ない方が元気になるタイプでしょうか。また心配性で何事も余裕を持って取り組むタイプでしょうか、それとも締め切り近くまで取り組まないタイプでしょうか。こうした質問をいくつも自分自身にぶつけてみることで、段々と自分を客観視するきっかけが掴めてきます。

思いつくことを紙に書き出す

こうして質問を重ね、自分自身を客観的に見つめられるようになってきたら、自分の性格として思いつくことを紙に書き出して整理してみましょう。その時に先ほどの質問と答えが参考になると思います。いきなり紙に自分の性格を書き出せるのか不安に感じる方もいるかもしれませんが、心配はいりません。そのために、この1つ前のステップで自分への質問を重ねているからです。また書き出しているうちにどんどんと自分自身への理解も深まり、そういえばこういう一面もあったのだという新しい発見もあります。

周囲の人に聞いてみる

こうして自分の性格を紙に書き出したら、次に周囲の人に自分の性格について聞いてみます。この際に先ほど自分の性格について書き出した紙も相手に見てもらうと良いでしょう。相手は紙に書いてあることについてコメントをしてくれますので、より自分という人間の性格を知ることができます。その紙の内容に触発されて相手からさらに深い自分の性格の分析が聞けるかもしれませんし、逆にこれは思い違いをしているよという指摘をもらうこともあるでしょう。

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